旅行することがなによりの趣味であり、もはや生業のひとつとなっているのにもかかわらず、これは自分が一人で旅しはじめてから相変わらずなのだけれど、その旅という個人的体験、いわゆる旅行記なるものを綴ることが未だに面妖でしかたがない。いまだ完成されない過去の旅行の記憶を目の当たりにして、それが自分の肉なり血となっていること、ロゴスという別のフォーマットに、自分の記憶の中にある体験の一コマ一コマを移し替えるという作業の意義を、疑う余地はないのだけれど、それをどう移し替えるか、つまり、言語という形式で書き出す作業はいうまでもなく、それをどのような形で整理し直すか、ということが、この作業の最大の難関の一つなのだ。どこを旅していつどこでなにをみたか、どのような道のりをたどったか、というような記録を残すのは、書き始めはいいとしよう、しかし、段々と面倒になるし、時間が経つにつれて記憶は曖昧になるし、作業自体は正直なところ面倒だ。それにその作業自体はあまりにもありふれている。小生は面倒くさがりの物臭者なのである。 Read More
昔日本にいるころ良く集音マイクとMDをもってよく東京都内津々浦々をサンプリングと証しながら色々音を集めてまわっていたのだけれど、そんなこともベルリンに来て以来、いつしかしなくなって久しい。最近、いつももって歩いていたフィルムカメラが二台とも壊れて、すでに2ヶ月くらいになるのだけれど、そんなわけで写真もとらなくなった。デジカメは相変わらず持ち歩いているのだが、当然のことながら満足のいく像はえられないし、最近はやたら動画をとることにしか使っていない。
とった動画の映像をみていると、(いうまでもなくデジカメの動画機能でとったものだから像の質は当然のことながらよくはない)、意外や意外、録音された音の方にこそむしろ関心がゆく。人間の目とカメラとの関係同様、人間の耳とはまた別の音をカメラは録ったりもする。そしてその録った音からその音が録れれた場所の像をイメージする、そして、ロゴスから出力する、という作業を今、バルカンでとったビデオを見ながら行っている最中なのだけれど、それを突然ベルリンでもやってみたくなった。 Read More
カメラのない旅は気楽だと思う。10年以上にわたって写真を全く撮らなかった。その間に世界中それほどでもないけれど、色々いった。足をとめるとような対象があれば、それを穴があくまでみてやろうとする。そして、気がすめばゆく。気がすまなければ、そのままずっと気がすむまでいればいい。カメラがあると、どうもそこまで対象をみてやろうという気がマックスでそのカメラがないときと比べても半分ぐらいなような気がする。それでもいいだろう。カメラの目と小生たち人間の目は根本的に作りが違う。そのカメラの目にゆだねてみるのも一つの方法だろう。でも、小生はそれに我慢がならなかった。我、写真を信ゼズ、と。 Read More
6年前は写真など全くとっていなかった。高校生の時、もうすでに12年以上前、ひねくれていたほどではすまなかった小生は、かつてそれをつかっていやというほど写真を撮り散らしていたキャノンのFtBをある日突如机の中奥深くにしまいこみ、突如写真を憎悪するようになってしまった。3年前の夏京都の実家に帰ったおりふとしたことから、引き出しから再び取り出すまで。なにがきっかけだったのかは全く覚えていない。
6年前は約2年のブランクをおいて、ひさびさにバックパッカー復帰を果たした年でもあった。ベルリンにやってきて二年目。一年目は旅行どころではなかった。その前の年2002年は、ベルリンと京都と東京を行ったり来たりする生活。東京を離れる決心をして、ベルリンにやってくるもそこでは苦労の連続。住居も定まらず。大学がようやくきまり長期滞在用のヴィザも取得し、ようやくベルリンでの生活が軌道にのりはじめて2年目の2004年の夏は全く晴れ間がでないほど、夏といえないほど天候。そんななか、7月になり突如ドイツ人の親友Sがバルカンにいかないかと誘ってきた。
どこへ?
アルバニア。
乗った。 Read More
多分小生の脳内にはGPSのようなものが構築され続けているのだと思う。というよりも、それに似たようなシステムが、小生が地図を眺めるようになって以来、ずっと更新されているのだろう。
幼稚園のころの小生の趣味。地図を眺める事だった。今でもグーグルマップを暇なときはずっとみている。グーグルアースはそれほどすきじゃない。二次元じゃないので。
小生は、一度も道を間違えた事、というよりも、地図なしに歩いて行き先にたどりつけたなかったことがが無いのが自慢。イスタンブルでも東京でも道に迷った事が無い。それか、道に間違ってもうろたえない太い根性の故なのかなんなのか。地図を見ながらあるいたことはここ数年記憶にある限りない。 Read More
16日、東ヨーロッパ時間、午前7時5分。小生ベルリンへの帰り道、イスタンブールはアタチュルク空港にたつ。
着陸から(以後省略)20分後、小生は市内アクサライ行きのメトロの中。
1時間後、とりあえず、大学前の停留所でトラムを降り、バザール周辺から歩き出す。
とりあえずの目標。ガラタ橋。エミネニュEminönüの船着き場。カラキョイKaraköyとアジア側、小生にとっての敵地であるカディキョイKadiköy往復(小生はガラタサライファンゆえ。カディキョイはガラタサライの永遠のライバル、フェネルバフチェの本拠地)。そして、聖地ガラタサライ巡礼(前回の巡礼の模様はここより、もしくはこの昨年3月の書き込みから)。そして、べヨジュル界隈を可能な限り歩く。うまいトルコ料理を食う。願わくば、イスタンブール兄貴(もしくは姉御)にその飯をおごってもらう。 Read More
LA FAUTE DES FLEURS (outtakes serie) - 'pistol' (beta version) from vincent moon / temporary areas on Vimeo.
この人の音楽もだが、久々に言葉で表現できるかできないぎりぎりかの情念のようなものをこの映像から感じた。世界を射抜くような震撼させるような視線、これは多分映像や写真にしかないものの力なんだろうか。僭越ながら、小生はこのミュージシャン、友川かずきのことも全くしらなんだ。
このドキュメントは大阪のミナミで撮影されたのだが、特に小生が敗北を繰り返し続けた場所、山王、飛田といえばどこかおわかり。
昨日も、友人3人と飛田をぶらぶら。その時にそのうちの一人の友人から紹介されたのがこのドキュメンタリー映画。以下トレイラーを三つ。 Read More