今日はなぜかインスピレーションは湧かない。
壁際のどこか。ベルリン・ミッテ、21.3.2009

壁際の廃屋

最近やたらめったら更新が続いているのは、当地ベルリンの天気が3月末、極東の我が祖国に於いてならば百花繚乱も間近な日々にもかかわらず、どんぐもりの日々が続いているからで、特にとりたてて用事もないこの季節、ひきこもりを余儀なくされているからである。しかもここのところそのどんぐもりの空模様だけでなく、普通に寒い。一昨日は一日中雪が降りしきるほどであった。というわけで、小生は遠い春に気も塞ぎがち、ベルリンはボルンホルマー橋のたもとの庵の窓から日々列車が通り過ぎるの眺める日すがら、買い物をのぞいてほとんど家から出ることもなし。

ここのところ、先日とりあげたモニーコヴァーという作家についてひとつ論文をかいているのだが、それが全く仕上がらず、つい先ほど担当の教官から、提出しないと卒業できないわよー、と催促のメールが。小生はドイツロマン派とは違って、こんな灰色の空からはインスピーレーションをうけたりはしない、とはいわないまでも、今はそういうムードではない。どんぐもりの天気は嫌いではないけれど、太陽が燦々と輝く青空の元、その太陽からエネルギーをもらわないと、体の中からふつふつとロゴスの塊が湧いてこないのである。そんな小生は、いまだ3月末の灰色のベルリンの街の果てで、いまやひきこもりさんなのである。

あああ、おひさまー、あああ。

あかん。こんなことではいかん。自称ノマドがこんなところに停滞していかぬのだ。

砂漠だ。岩山だ。草原の海だ。水平線だ。シベリアのタイガにツンドラだ。

というわけで今日明日で論文を仕上げて、来週頭から恒例の学期前放浪にでかけることにいたしました。行き先は次回以降の発表とさせていただきます。ではまた自戒じゃ。

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